×

人間の発想を最大限に活かす「知の基盤」。Notionで実現する人とエージェントの共働が、博報堂テクノロジーズの価値創出を加速する

博報堂DYグループにおいて、テクノロジー領域を担う株式会社博報堂テクノロジーズ、および、デジタルマーケティングを全方位で支援している株式会社Hakuhodo DY ONEでは、Notionを全社的な「知の基盤」として整備し、日々の業務のなかで生まれる知見を自然に蓄積・共有できる仕組みづくりを進めています。Notion上に集積された集合知に、Notion AIやカスタムエージェントによってスムーズにアクセスできることで、「必要な情報がすぐ見つかる」だけでなく、「必要な人につながる」「意思決定の背景まで辿れる」といったナレッジワークの循環が実務の中で回り始めました。その結果、博報堂DYグループの掲げる「Human-Centered AI (人間中心のAI)」、すなわち人間の意思と発想を起点に、蓄積された知を掛け合わせながら新しい価値創出へとつなげる好循環が生まれています。

多様な働き方による知見の分散が課題に。Notionが知の基盤として集合知を形成。

博報堂DYグループは、広告ビジネスの枠を超え、人・企業・アイデア・テクノロジーをつなぐ「クリエイティビティ・プラットフォーム」への進化を掲げています。マーケティング、コンサルティング、テクノロジー、コンテンツ、インキュベーション、グローバルの6領域を掛け合わせ、新しい価値創出を推進。AI領域でも「Human-Centered AI」のもと、人の創造性を起点とした取り組みを進めています。

こうしたなか、グループの業務基盤強化とマーケティングソリューション開発を担う博報堂テクノロジーズでは、「集合知」の形成が大きな課題となっていました。ここ数年で約200名を採用するなど急速に組織が拡大し、リモートワークを含む多様な働き方が定着しているタイミングでした。そのような環境下で、社員一人ひとりの知恵や知見をどう集約し、組み合わせ、新しい価値創出につなげていくかが課題となっていたと代表取締役CEOの中村さんは振り返ります。

そこで同社が目指したのが、「義務感で情報を入力する」のではなく、仕事をする中で自然に情報が蓄積され、必要な時にすぐ引き出せる環境です。その基盤としてNotionを導入しました。

導入後は、業務の中で自然に情報が記録・共有されるようになり、「知の集積」が進みました。また、きれいに整理された公開情報と、個人の中に留まりがちな雑多な情報の間にある「日常業務の中で生まれるモヤモヤとした知見」を蓄積できる場が誕生したことで、過去の資料や関連情報を探す負荷も軽減され、必要な情報にすぐたどり着けるようになりました。

社員の知恵やノウハウ、日々のコミュニケーションなどが会社の資産として自然に蓄積されています。
中村 信
中村 信代表取締役CEO

Notionで構築した公式ポータルに社内情報を集約。AIエージェント「達人サーチ」が人と人をつなぐ。

博報堂テクノロジーズでは、会社情報から開発資産、申請情報、社員プロフィールまで、業務に必要な情報を集約した社内ポータルをNotion上に構築しています。

また、部門やプロダクト単位でチームスペースを設け、議事録や各種ドキュメントを一元的に管理しています。例えば、一部の開発部門では、プロジェクト一覧や仕様書、関連ドキュメントに加え、プロダクトバックログの管理やGitHubと連携したチケット管理なども行われており、開発に関する情報と進捗が一元的に一体で見えるような運用が進んでいます。

Notion AIの活用も進んでいます。なかでも特徴的なのが、カスタムエージェントで構築した「達人サーチ」です。このAIエージェントは、チャットで「この業務は誰に聞けばいいか」「同じ趣味の人はいるか」といった質問をすると、登録しているプロフィールから特定のスキルや趣味を持つ社員を回答してくれます。社内の人材を横断的に検索でき、人と人を自然につなぎ、社内の知見を広げる役割を果たしています。また、カスタムエージェントは他にも、プロジェクトサマリの自動生成やGitHub連携による開発ステータス更新など、日々の開発業務にも組み込まれて活用されています。

こうした活用が進んだ背景に、NotionのUI・UXがあります。直感的に使えるため導入のハードルが低く、現場ごとに自然な形で活用が広がり、個々が持つ「知」が集まりました。さらに、これまでは情報公開のカルチャーが十分に根づいておらず、情報が部門内にとどまってしまうこともありましたが、「これは公開しても問題ない」という現場判断が生まれ、情報をオープンにする流れが自然に広がっていきました。その結果、プロジェクトの動きも社内で横断的に見えるようになっています。

また、Notionの利用を通じて成果物だけでなく、「意思決定のプロセス」も残すことができています。従来PowerPointやExcelなどで作った資料は成果物として保管されていましたが、検討途中の議論や変更の履歴までは残りにくいという課題がありました。こうした“中間の情報”も管理できることにより、振り返りやすくなるだけでなく、新しい気づきが生まれることも増えています。

NotionのUI・UXの良さは、自社のAIサービスを設計するうえでも参考になっています。
福地 亮
福地 亮Be Open推進室

Notion AIの活用で進む業務の効率化。問い合わせ対応業務の工数が3割削減。

博報堂DYグループのデジタルマーケティング事業を担うHakuhodo DY ONEでも、Notionの活用が広がっています。

特徴的な使い方が、コーポレート情報を集約した社内ポータルに加え、フロント組織向けに構築された「サービスナレッジポータル」です。デジタルマーケティングの実行や提案に必須のメディアや広告運用管理、提案事例、商品情報などを1箇所に集約することで、営業活動を支える基盤として活用しています。

また、竹内さんの所属するチームではAIミーティングノートも利用しています。会議内容を自動で文字起こしして要約を生成する際に、「こういう観点・構成・用語でまとめてほしい」という要件を定義したカスタム指示をチーム内で共有し、議事録のまとめ方を共通化。さらに、手順やルール、情報ソースをまとめた指示書をもとに「月報」を自動生成したり、壁打ち相手として会話しながら資料を作成したりと、部署・チーム・個人レベルで業務効率化に役立てています。

情報システム部門では、Slackで受け付けた問い合わせをもとに、Notion上へ対応チケットを自動生成する仕組みを構築。さらに、過去の対応履歴から合致度の高い前例を引き出す「ヘルプデスク前例検索Bot」をカスタムエージェントで開発し、問い合わせ対応の工数を約3割削減する見込みです。文章作成が得意でないメンバーをサポートする「ナレッジ記事作成支援」も作成した結果、記事数は2倍以上に増加。1記事あたりの作成時間も、従来の2〜3営業日から数時間へ短縮されています。

ヘルプデスク前例検索Botは、Notion AIと対話しながら作成しました。自分で一から書いた文章はほとんどありません。
竹内 雄哉
竹内 雄哉テクノロジーR&D本部 DX開発推進局 AI事業企画部

「正解」ではなく「別解」を。Notionが支える博報堂テクノロジーズの「知の循環」と新しい価値創出

社内でAI活用が進むほど「約8割のチームが同じような結論に到達してしまう」という同質化のリスクを懸念する中村さん。AIによって精度の高い「正解」は得られる一方で、広告・マーケティング業務においては、正解ではなくいかに意味のある別解を生み出すかが重要だと語ります。AIの出力に引き寄せられるのではなく、人間の意思を起点に据え、そのうえでAIを掛け合わせることで、人間だけでは考えられなかった未来や新しい価値を実現していく必要があるのです。

「クリエイティビティとは、新しいアイデアを生み出し、新しい価値を作っていくことです。そして、その源泉になるのは一人ひとりの能力や知恵の高まりです。これまでは、そのための情報が個々のフォルダの中に埋もれ、発見や共有が難しい状態でした。しかしNotionを導入してからは自然に蓄積され、必要なときに引き出せる“知の引き出し”が数多くできています。『Human-Centered AI』を実現するためにも、Notionには人の創造性を引き出し、高めていく場になっていってほしいと考えています」(中村さん)

今後はNotion上に蓄積された「知」の引き出しから、過去のアイデアや他者の知見と出会い、そこから生まれた新たな気づきや発想が再び蓄積されていくというポジティブなサイクルを回したいと語る中村さん。また、Notion上に集積された知を、いかに活用していくかという点も重要なテーマです。博報堂DYグループにおけるテクノロジーの牽引役として、多様な働き方をする先端エンジニアたちがAI駆動開発を進めるツール上に集積された知をいかに活用していくかという点も重要なテーマになっています。

実際に博報堂テクノロジーズおよびHakuhodo DY ONEの現場では、Notionによる“知の集積“が実務の中で活用され始めています。今後、博報堂テクノロジーズでは「社員がNotion AI/カスタムエージェントを日常的に活用できる状態」を、Hakuhodo DY ONEでは「Notionが当たり前になった先にある新しい“当たり前”を発信できる人材育成」を目指し、いずれも人の発想を最大限に活かすための基盤としてNotionの活用をさらに深化させていく方針です。

経営が社員に求めるのは「正解」よりも「別解」。人間の意思にNotion AIを掛け合わせることで、人だけでは考えられなかった未来や価値創造を目指します。
中村 信
中村 信代表取締役CEO

人間の発想を最大限に活かす「知の基盤」

Notionは無料でお試しでき、様々なデバイスで使えます。

ほかのチームのNotionの使い方

 
Findy (JP)
Notionが繋いだ部門と部門。組織の壁を超えた連携でビジネスを加速させるファインディ

ユーザー事例

Notionが繋いだ部門と部門。組織の壁を超えた連携でビジネスを加速させるファインディ

 
STORES (JP)
Notionだからできた!5社に分断した情報を束ね、7プロダクト統合の大型アップデートを実現した  STORES

ユーザー事例

Notionだからできた!5社に分断した情報を束ね、7プロダクト統合の大型アップデートを実現した STORES