Customer story

Notionだからできた!5社に分断した情報を束ね、7プロダクト統合の大型アップデートを実現した STORES

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中堅・中小規模の企業・店舗向けにクラウドサービスを提供する STORES 株式会社は、プロダクト統合と大型アップデートを見据え、部門横断で情報共有と実行を揃える必要に迫られていました。そこで同社は、ナレッジ管理とプロジェクト管理をNotionに集約。さらにNotion AIを活用して、面談記録から「お客さまが成功を感じる瞬間」を分析し、顧客理解を組織の知識として再利用できる形に変換しています。2025年11月の「 STORES 2025 秋のアップデート」の裏側には、Notionという全社共有の情報基盤の存在がありました。

7プロダクトの統合でアップデートも大型化。全社横断の情報共有のため、Notionへ移行

予約システムから決済、POSレジまで、実店舗やネットショップ運営に欠かせない仕組みをワンストップで提供する STORES 。同社は買収・統合を経て組織とプロダクトが拡大してきた背景があります。元々5社からなる各部門では、異なるナレッジ管理ツールやプロジェクト・タスク管理ツールを利用していました。

STORES では、顧客の利便性をさらに高めるため、2025年3月に専門性の高い7つの個別プロダクトのすべてを、1つの管理画面から操作できるパッケージへと統合しました。しかし、このプロダクト統合を進めるにあたり、各プロダクトや顧客に関する知見・情報を一箇所に集約し、部門をまたいで横断検索できる仕組みが必要でした。

また、この統合にあたり、同社は全プロダクトのアップデートも同時期に実施する方針へと変更します。大型アップデートに向けてプロダクトの足並みを横串で揃えるためにも、「1つの場所」に情報を集約し、議論や判断の質とスピードを上げていくことが求められました。

これらの課題を解決し、よりスピーディに顧客へ価値を届けるため、全社横断の情報共有プラットフォームとしてNotionが選ばれました。ナレッジ管理とプロジェクト管理を1つのプラットフォームで完結でき、「タスクの確認」と「背景の確認」で毎回ツールを切り替える必要がないことが、Notionを新たな情報共有基盤として選んだ大きな理由だといいます。

加えて、全社規模での運用に耐えうるエンタープライズレベルの機能と信頼性、Notion AIによるAI活用、SlackやGitHubなどの外部ツール連携も評価ポイントになったといいます。

導入決定からわずか3ヶ月で全社運用をスタート。Notion AIは社内で「最も使われているAIツール」に。

2024年12月にNotionの導入を決めた同社は、2025年1月にまずは40ライセンスを導入し、一部の先行ユーザーの間で機能検証や、既存ツールからの移行検証の作業を行いました。部門ごとに「引っ越し担当」をアサインし、既存ツールからNotionへ移行した後も業務がきちんと回るかどうか検証したり、今回の移行を機に既存ツールで管理されていたデータの整理なども先行ユーザーでしっかりと確認しました。 15万ページにおよぶ膨大なドキュメントの移行作業も区切りを迎え、Notionの導入決定からわずか3ヶ月後の2025年3月には、Notionの全社運用をスタートしています。

移行を前向きに進められた理由の一つとして、Notionの使いやすさや期待感があり、社内で特に反対の声もなかったといいます。導入後も、AIツールの利用状況に関する社内アンケートでは、他のAIツールを抑えてNotion AIが「最も使われているAIツール」に選ばれています。

なかでも、オンライン会議の議事録および要約をワンクリックで自動生成するAIミーティングノートは、全部門の日常のオペレーションに広く組み込まれています。

週次のミーティングでは、議事録ページのテンプレート内にAIミーティングノートのブロックをあらかじめ配置し、アジェンダや共有事項、関連するタスクデータベースのビューまで同じ場所にまとめています。会議中はそのページを見ながら進行し、会話の流れでタスク化が必要な項目をその場で追加しています。すると追加したタスクがページ内のデータベースビューにも即座に反映され、会議で決まったことをそのまま次のアクションに接続させています。

議事録は全社に公開されているため、「あのとき何を話したか」を後から検索して参照しやすくなり、記録する人のメモの取り方に左右されがちな議事録の抜け漏れも減らすことができています。

既存ツールからの移行にあたり、社内でネガティブな反応はほとんどありませんでした。AIネイティブな最新ツールへの刷新が生むメリットに、大きな期待を寄せていたため、現場への定着は極めてスムーズでした。
伊藤 毅
伊藤 毅PX部門/IT本部/コーポレートエンジニアリンググループ マネジャー

面談記録から顧客理解を分析。 Notion AIで個人の経験を組織の知識へ。

全社の情報共有基盤を整えたことで、 STORES では顧客理解の取り組みも次の段階へ進んでいます。

昨年春のパッケージプラン提供以降、複数製品を一気通貫で利用する事業者が増え、ユーザーの利用実態を捉え直すためのユーザーインタビューが一段と重要になりました。一方で、プロダクト改善のためのヒアリング、成功事例の収集、マーケティング目的の調査など、目的の異なるインタビューが複数部署で同時に進むようになり、同じ事業者に対して「ネットショップの話を聞きたい」「予約の話を聞きたい」といった打診の重複が発生していました。従来は、スプレッドシートで関数を組み、過去の履歴を参照しながら最大1時間かけて重複チェックを行う運用をしていましたが、対象が増えるにつれて限界が見えてきました。

そこで STORES は、ユーザーインタビューの情報をNotion上のデータベースに集約し、事業者ごとにプロダクト側で付与される固有IDをキーに、過去の履歴や予定を一箇所で確認できる運用へ刷新。誰が、いつ、どの目的でアプローチしているかを1分もあれば把握できるようになりました。

カスタマーサクセス部門では、このユーザーインタビューや顧客との面談記録をNotion AIで横断的に参照し、分析する取り組みを始めています。たとえば、会話の記録をもとに「お客さまが STORES を使ってよかったと思うタイミング」や「上位プラン提案が成功しやすいケース」など、知りたい観点に合わせてNotion AIに質問して分析をまとめています。さらに、「新規集客をどうしているか」といった顧客から頻出する問いについても、今までのインタビューや面談内容から整理し、誰でも参照できる形でドキュメント化しています。これまで個人の経験値として頭の中に溜まりがちだった知見を、Notion AIで再利用可能な情報へ変換しています。

お客様からの改善要望は、アカウントを持つ開発者以外は過去の経緯を参照しにくい状況でした。しかしNotionで一元管理したことで、今では誰もが必要な時に、必要な情報を参照できるようになりました。
浅井 晶子
浅井 晶子カスタマーズ部門/カスタマーエクスペリエンス本部/アダプショングループ

Notion AIで現場の声を素早く連携。温度感まで伝わるフィードバックがプロダクトを強くする。

NotionとNotion AIを通じて、部門間の連携も進んでいます。カスタマーサクセス部は、面談の内容をAIミーティングノートで面談の要点を整理するだけではなく、プロダクト改善へとダイレクトにつなげています。各面談ページに設置されたAIブロックは、顧客が求めている機能要望やその背景をできるだけ具体的に抽出できるよう事前にプロンプトで設定されています。ワンクリックで温度感のあるフィードバックを届けることが可能です。

さらに、このフィードバックは社内のプロダクト改善フォーマットに沿って生成されるよう設定されているため、プロダクトチームが検討や意思決定をすぐ開始することができます。この運用によって、顧客の声を改善につなげるサイクルがスピードアップしています。

顧客接点の記録とAI活用が広がる背景には、部門や職種を問わず同じ情報にアクセスでき、日々の業務にAI活用を組み込めるNotionだからこそ。2025年11月には、全サービス一斉の大型アップデートである「 STORES 2025 秋のアップデート」を発表した同社。この実現も、「リリース計画や進捗状況をNotion上で一元管理し、あらゆる部門がリアルタイムで参照できる体制が整っていたからできた」と中野さんは振り返ります。

今後もNotion上で一次情報を蓄積し、Notion AIによる分析やアウトプットの自動化を他の業務にも広げていくという STORES 。現場で生まれる一次情報を、組織の意思決定と実行につなげ続けることが、マルチプロダクト時代の STORES の強さになっていきます。

各サービスのアップデートを統合するためには、異なる部門同士で密接に連携をとる必要があります。もし部門ごとに異なるツールを使い続けていたら、最悪の場合アップデート統合が実現できなかった可能性もあると思います。
中野 達也
中野 達也PX部門/IT本部 シニアスペシャリスト

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