インスピレーションに公開

Podcast『ぼくらの戦略論』に登場!Notionで叶える効率的なPodcast運営術

作成者: Shintaro Hari

Japan Startups

約 5分で読めます

9月10日放送のPodcast『ぼくらの戦略論』で、番組運営をNotionで完結させる仕組みをご紹介いただきました。放送内容は記事としても公開されていますので、ぜひあわせてご覧ください!

Notionで実現するポッドキャスト制作の最適解:『ぼくらの戦略論』の舞台裏

こんにちは。ポッドキャスト番組『ぼくらの戦略論』でホストを務める、編集者・ライターの長谷川リョーです。

僕は普段、ベンチャーキャピタリストとして活動するグロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP)代表パートナーの高宮慎一さんと一緒に、このポッドキャスト番組を配信しています。戦略やスタートアップ、経営といったテーマについて、僕ら2人が対談形式で語っていく番組です。ありがたいことに、多くの方に聴いていただき、毎週の配信を楽しみにしていただけるようになりました。

僕と高宮さんは、それぞれが多忙な日々を送る中で、このポッドキャストの毎週配信を継続しています。コンテンツ制作の経験がある方ならお分かりいただけると思いますが、週に1本のペースで質の高いコンテンツを作り続けるのは、なかなか骨が折れることです。企画会議、台本作成、収録、編集、公開...すべての工程に多くの時間と労力がかかります。

だからこそ、僕らは制作オペレーションを極限まで効率化する必要がありました。そして、その裏側で中心的な役割を果たしているのが、今回コラボレーションが実現した「Notion」です。

この記事では、僕らがなぜストレスなく収録を続けられているのか、そしてNotionがコンテンツ制作の「戦略」をどう支えているのかを、番組プロデューサーの岡島匠を交えて、その舞台裏を徹底的に掘り下げます。

Podcastはこちらから ↓

企画会議は「非同期」でいい。Notion×Slackが叶えるストレスフリーなネタ出し

コンテンツ制作における最大のストレスは、企画会議ではないでしょうか。「さて、今週はどんな話をしようか?」と、締め切りを意識しながら頭をひねる時間は、精神的な負担が大きいものです。でも、僕らの番組には、そのストレスはほとんどありません。

その秘密は、SlackとNotionのシームレスな連携にあります。

僕らの番組には、Slackに専用のチャンネルがあります。僕や高宮さんは、日々の仕事や生活の中で「これ、戦略の話として面白そう」と感じたネタを、そこにポンポンと投稿しています。すると、番組プロデューサーの岡島さんが、Zapierという連携ツールを使って、特定の絵文字がついた投稿を自動的にNotionの「ネタ」データベースに飛ばしてくれるんです。

この仕組みのおかげで、僕らは「企画会議」のためだけに時間を取る必要がなくなりました。企画会議という「イベント」をなくし、日常のコミュニケーションの中にネタ出しという「プロセス」を組み込んだのです。思いついた時にいつでも投稿できるので、ネタが尽きることはありません。さらに、何気ない雑談から生まれたアイデアも、すべてNotionにストックされていきます。

この仕組みは、僕らの精神的負担を軽減するだけでなく、コンテンツの質にも良い影響を与えています。企画会議では、どうしてもその場で無理やりひねり出したようなネタになりがちですが、この方法だと、本当に「面白い」「話したい」と思ったネタだけが自然に集まってくる。結果的に、僕らホストが心から楽しんで話せるテーマばかりになるので、番組のテンションも自然と上がります。

台本作成は9割自動化。収録に集中できる理由

ストレスフリーの秘密は、ネタ出しだけにとどまりません。Notionは、僕らが話す台本作成までを驚くほど効率化してくれています。

ポッドキャスト番組の多くは、リスナーからのお便りフォームにGoogleフォームを使っていますが、僕らの番組ではNotionフォームを使っています。Googleフォームだと、お便りが届くたびに別の場所(スプレッドシートなど)にデータがたまり、それをまた手動で台本に貼り付けるという手間が発生します。

しかし、Notionフォームだと話は別です。ここにリスナーから届いたメッセージは、先ほどのネタデータベースに直接反映されるようになっています。さらに、このネタデータベースは、Notion上の台本ページに埋め込まれています。

つまり、Slackにネタを投げ込んだり、リスナーからお便りが届いたりするたびに、台本が自動的に完成していくという、魔法のような状態が実現しているのです。僕らが収録前にやるべきことは、台本ページを眺めて話す順番や構成を少し調整するだけ。これにより、本番の収録に集中できる環境が整っています。

収録中にすでに編集指示が完了している。Notion AIミーティングノート活用術

収録現場では、NotionのAI機能がさらにその威力を発揮します。

僕らは収録中、Notion AIミーティングノートを使って、話した内容をリアルタイムで書き起こしています。この機能のすごいところは、ただ文字に起こすだけでなく、ライブで書き起こし中のテキストに直接コメントできることです。僕らが話している横で、プロデューサーの岡島さんは「ここの間を詰める」「この部分をカットする」といった編集指示を、その場で書き起こしに直接入力しています。

これにより、収録が終わった瞬間には編集指示書も完成している状態です。従来のように、録音を聞き直して編集ポイントを探す手間が一切なくなり、収録後のタイムラグが劇的に短縮されました。これは、僕らの番組制作のスピードを劇的に加速させた、最大の要因かもしれません。

また、このNotion AIミーティングノートは、書き起こしと同時に「要約」も作成してくれます。これがまた、驚くほど精度が高い。僕や高宮さんは、収録した内容をすべて覚えているわけではないので、この要約が非常に役立ちます。ソーシャルメディアで番組を告知する際のキャッチーな文言を考えたり、他の人に内容を伝える際に、この要約を見返すだけで瞬時に思い出せるからです。

司令塔はNotion。コンテンツ制作を構造化するデータベース戦略

僕らは以前、企画書や台本はGoogleドキュメント、音源ファイルはGoogle Drive、やり取りはSlackといったように、複数のツールを使い分けていました。しかし、今はすべてをNotionのデータベースで一元管理しています。

  • 企画ページ: 収録ごとにNotionのページを作成し、ネタ、台本、音源データ、タイトル、説明文などを紐づけています。

  • 素材管理: Google Driveの使用をやめ、すべてのファイルをNotionに保存しています。

Notionのデータベースは、さまざまな切り口で情報を整理できるので、過去の音源を探したり、特定のテーマの記事を抽出したりするのも一瞬です。たとえば、「リアルイベント」というタグをつけたページを一覧で表示させたり、「お便り」と紐づいた収録だけを抽出することも簡単です。すべてが1つの場所にまとまっている安心感は、想像以上に大きいです。

コンテンツ制作を「プロダクト」として捉えるなら、Notionはまさにその「司令塔」です。個々のタスクやファイルがバラバラに散らばるのではなく、すべてが一つのデータベースの中に構造化されて格納される。これにより、誰がいつどんな作業をすればいいのかが明確になり、チーム全体の生産性が飛躍的に向上しました。

『ぼくらの戦略論』から見る、スモールビジネスの最適解

毎週の配信を継続していくには、いかに効率的で持続可能なオペレーションを構築するかが鍵となります。これは、多くのスモールビジネスや、副業で何かを立ち上げようとしている人たちにも共通する課題ではないでしょうか。

僕らがこの番組を続けられているのは、まさにNotionという「オペレーショナル・エクセレンス」を徹底できるツールがあったからだと感じています。企画会議の精神的負担をなくし、台本作成を自動化し、編集プロセスを効率化する。これらはすべて、制作の「ハードル」を下げるための戦略です。

小さなチームでも、Notionを使いこなせば、僕らのようにプロフェッショナルなコンテンツ制作を低コストで実現できます。『ぼくらの戦略論』にとってNotionはなくてはならないツールになっています!

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